〈事業復活支援金〉を申請した感想

 事業復活支援金の申請の受付が昨日1/31から開始されました。
 お客様からの依頼があった数件の申請を完了しましたが、実際申請してみた感想をいくつかご紹介します。

受付開始時間のズレ
 コロナの影響は事業者によってさまざまですが、中には資金繰りや生活費などに大変困っている方ももちろんいます。そんな中、申請書類を準備しながら、公表されていた受付開始時間である15:00を今かと待っていました。「…ん?あれ?申請開始してるじゃん!」と気づいたのは14:50。申請ボタンが押せるようになっていました。そして急いで申請を始めようとするも、早速回線がパンクしたのか、全然画面が次へ進みません。後でSNSなどを見たら、私が気付くよりもっと早く受付開始していたらしく、開始直後であれば申請ができたというコメントがありました。
 これは良くないですね、フェアじゃないです。受付順から審査が進むかどうかは定かではない(そもそも審査方法に関しては不明な点も多い)ものの、公表した時間通りにスタートしないのはアリなんでしょうか?

簡単申請・基本申請
 今回の申請については、前回までの一時支援金や月次支援金を申請済みの方は申請書類や入力事項が省略できる「簡単申請」が可能です。実際やってみたところ、かなり短時間で申請が完了できました。ただし、ほとんどの書類のデータは引き継げるのに対し、確定申告書については前回と同じものでも改めて添付しなければならなくなっていました。その理由とは?確定申告書はデータを保存できないのでしょうかね?
 また、新規での申請では全ての書類をそろえて入力していく「基本申請」になりますが、これも丁寧に確実に進めていけばそれ程難しくはないのかなという印象です。ただこれは、私が前回までの給付金の申請を数十件経験しているからかとも感じます。実際ご自身ではできない方からの依頼も少なくなく、やはり比較的高齢の方からの相談が多いです。“誰も取り残さない社会”からは現在のところ程遠いですね。

申請サポート会場について
 持続化給付金から始まり、国の給付金はインターネットでの申請に限定されるようになりました。DX,デジタル社会を進めていくためには仕方がない、当然の流れです。それ自体に反論はありません。そんな中、インターネットに不慣れであったりそもそも通信環境にないという方もいるため、申請をアシストしてくれるサポート会場が全国に設置されました。ただこれも、北海道に関しては会場は札幌の一か所のみ(持続化給付金の際は旭川にも設置されました)。道外からの旅行客は北海道を簡単に一周できると考えるように、全道から札幌に簡単に来られると考えられてしまったのでしょうか?国から多額の委託料をもらっているのですから、もう少しきめ細やかな配慮がほしいかなと思います。

 事業復活支援金に関しては、申請期間の延長や給付額の増額など、まだ噂の域を超えない情報も飛び交っていますが、現在分かっている申請についての情報はこれからもチェックし調べていきます。まだまだコールセンターも込み合っているかもしれませんので、“第二のコールセンター”代わりに、気軽に弊所にお問い合わせください。事前確認や申請が難しいという方への申請サポートも承ります。

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