「経営・管理」

「経営・管理」は、日本において事業の経営または管理に従事する場合の在留資格です。具体的な役職名で言うと、社長・取締役・監査役等の役員や、部長・工場長・支店長等の管理者が当てはまります。

新たに事業を開始する場合は、名ばかりではなく本人が実際に経営を行うのか、安定・継続して事業が行われる見込みがあるかなどが審査されます。既に行われている事業に経営者や管理者として参画する場合は、本人が実質的に会社の支配権を持っているのか、決算状況から事業が今後も安定・継続して行われるかなどが審査されます。

具体的な審査のポイントとしては
①事業所の確保
②事業の規模
③実務経験
があります。

①事業所については、自己所有でも賃貸でも構いません。賃貸の場合は、事業目的で法人名義の賃借であることが必要です。住居と兼ねている場合は、住居部分と事業用部分が分かれていることが必要です。事業の継続性が求められることから、短期間の賃貸スペースや屋台等は基本的に認められません。

②事業の規模については、本人以外に常勤の職員が２名以上いることや、出資の総額が５００万円以上であることなどがあります。

③実務経験が必要なのは、本人が事業の管理に従事する場合で、求められるのは３年以上の事業の経営または管理の経験です。

「経営・管理」の申請の際は、これらのことを、様々な資料を提出して証明していきます。

在留期間は３ヶ月、４か月、１年、３年、５年で、更新が可能です。

その他わからないことがあれば気軽にご相談ください。